【オトヴェント】耳抜きが不安・苦手な人におすすめツールと練習法【ダイビング】

数年前からスキューバダイビングを始めたんですが、どうしても右の耳の抜けが悪く1本目の潜行はいつも時間がかかってしまいます・・・

時間がかかるだけならまだいいのですが、耳抜きをしきれてない状態で潜ってしまう事もあるので、強い痛みで心が折れそうになりながらいつも潜っていました。

耳の抜けをよくするには

ダイビングのインストラクターに話を伺うと耳管周りの筋肉をほぐした方がいいよってことなので、

  • 潜る当日の朝は30分以上ガムを噛む
  • 耳の下あたりのあごから首にかけてマッサージを行う

の2点を行うといつもよりも抜けが良かったので、毎回潜る日の朝はこの2つを行っています。

ただ、この2つを行ってもスコスコと抜ける時と、いつもと同じぐらい抜けない時があるので根本的に耳抜きがしにくい体質なのかな~と言う感じで半ばあきらめていたのですが・・・

自宅でも耳抜きの練習ができる

飛行機に乗ったり、電車や新幹線でトンネルに入った時に耳がキーンとなってもすぐに治る人は根本的に耳抜きができているはずです。

耳抜きがうまく抜けない人は、そのまま違和感を感じたり、ひどい人は鼓膜が痛くなったりします。

耳抜きができているのに、ダイビングなどでうまく抜けないのはおそらく耳抜きの方法が間違っているか、その方法があってないのかどちらかだと思います。

 

で、私もトンネルや飛行機では全く問題ないので、単純にやり方が悪いのかな~と思いつつ、色々調べてみると自宅で耳抜きの練習ができることが分かりました!

自宅で耳抜きの練習をするにはこのオトヴェントという医療器具を使います。

このオトヴェントは主に滲出性中耳炎の治療に用いられますが、最近では、ダイビングの耳抜き不良の予防のための練習用、飛行機搭乗中の耳痛(航空性中耳炎)の予防、高気圧酸素療法中の耳痛の予防などにも用いられる医療器具です。

オトヴェントはプラスチックの穴の開いた球が先っぽについたような器具の先に専用のバルーンを取り付け片側の鼻を抑えて息こむことで、耳管を開く練習ができます。

オトヴェントを使うことで適切な息こむ量を覚え、仮に一気に息こんでもバルーンに圧力が逃げるので鼓膜を傷めにくくなります。

使い方としては

  1. 片鼻を指で塞ぎ、逆鼻にノーズピースを当てます。
  2. 2秒かけてグレープフルーツ大になるまで息こみます。
  3. グレープフルーツ大になったら縮まないようにそのままの大きさを2秒間保ちます
  4. これを2~3回繰り返します。

↓↓↓ 詳しい使い方動画 ↓↓↓

【口コミ】実際に使ってみました

ビデオを見ながら、鼻にノーズピースを当て、息んでみました。

最初に感じたのは、思いのほかかなりの力で息まないとバルーンが膨らんでくれませんでした。

慣れてくると2秒で膨らませることができ、そこから2秒間バルーンの大きさをキープするのはそれほど難しくなく、両鼻ともに3回づつできましたが、あまり耳抜きができている感じはしなかったんですよね。

そこで、2秒でバルーンを膨らませて、2秒間キープした後、大きさをキープしながら唾をのみ込んでみると・・・

「バコッ」

と音がなって鼓膜が動きました!

これを2回ほどすると、慣れてきて唾をのみ込んだ時に鼓膜が動くのが分かったので、キープしながら唾をのみ込んでいます。

 

慣れないと、鼓膜が動くことで少し違和感を感じるかもしれませんが、慣れると耳抜きをするたびに鼓膜が音を鳴らしながら動くのが分かるようになるので、自宅で練習ができるようになります。

この練習法はダイビング雑誌で特集されていたり、潜水医学に詳しい耳鼻咽喉科医の三保仁先生が耳抜きトレーニングを行えるように推奨している方法です。

まとめ

今年は2年ぶりにダイビングに行く予定です。

いつも1本目は鼓膜が痛くて仕方なかったのですが、今回はこのオトヴェントでしっかり耳抜きを練習してから行くので今回はかなり期待しています。

耳抜きが苦手な人・不安がある人はぜひこの方法を試して見てください。

追記

ダイビング行ってきました。

潜る前日と潜る当日にオトヴェントで数回づつ耳抜きの練習をしてから潜りましたが・・・

 

今までで一番耳抜きができました!

抜けにくい時も1度だけありましたが、全く抜けない!ということは1度もなく、本当にスコスコ抜けるので耳に痛みを感じることなく快適に潜ることができました。

いつもなら潜り終わって夜になると中耳炎になったような痛みと耳の中に水が溜まったような音がこもる感じが毎回していたのですが、今回オトヴェントを使ったらそういった違和感が全くなく潜り終わった後もかなり快適でした。

ダイビングでの耳抜きにお困りならぜひ試してみてください!

 

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